フリーランス人口の増加

投稿者:西本 明日美

 

◇当社の利用者様の傾向

 

新卒から定年まで勤めあげる「終身雇用制度」が終わりを見せています。企業に勤め、企業に守ってもらえる働き方は今や昔の話かもしれません。逆に言えば、自分の能力や人脈を積み重ねた人間が、他社へスキルアップのために転職をしたり、独立して自分の力を試したりしやすい時代になったとも言えるかもしれません。

当社でも、お勤めの企業を退社され、自らの力で仕事を行ういわゆる「フリーランス」の方のご利用が増えています。2015年1月~2018年2月までの「BIZComfort」ご利用者様1012名(うち法人115)のデータをまとめると、個人事業主(フリーランス)の方が3割を占める結果となりました。会員数の推移をみても、その増加数が見て取れます。

 

 

◇フリーランスの特徴

 

フリーランスの定義は、会社や組織に属さず、企業やクライアントとの間で仕事毎に契約を行って仕事する働き方です。月給制ではなく、仕事毎の報酬のため、仕事の受注量も自分で決めることができます。また、働く時間や1日のスケジュール、仕事の受注量などは本人の自由で調節しやすいという特徴があります。

フリーランスと一口に言っても、ライター、デザイン、IT系など業種は多岐にわたりますが、毎年発表されているランサーズによる「フリーランスの動向調査」では、昨年比で5%増。労働人口におけるフリーランス人口割合は17%に当たるという結果が発表されました。

引用元)ランサーズによるフリーランス実態調査2017

 

こちらを見るとアメリカよりも増加率が多く、労働人口におけるフリーランスの割合もおそらく、今後も伸びていくのではないかと思われます。このようにフリーランスと言う働き方が注目を浴び、人口が増加している理由はなんでしょうか?

 

最も大きなポイントは、先程書いたように「働く時間や1日のスケジュールなどは本人の自由で調節しやすい」という点にあるのではないかと思います。

先日、「BIZ Comfort」の利用者様にインタビューを実施しました。その中で印象的だったのが、小さなお子様を持つ子育て世代の方が、「子供と過ごす時間を増やしたい」「時間に縛られずに働きたい」と理由で、会社を退社され、フリーランスの道を選んだというお話でした。会社勤めをしていると、決まった時間内で働くことが義務付けられていて、働き方改革の一環でテレワークなど推進され始めているとは言え、その会社に出社して仕事をすることがまだ大多数です。残業で子供が寝た後に帰宅し、子供が起きる前に出勤する。そういった生活に疑問を持たれた上での選択だったということです。フリーランスに転向後は、希望通り子供、家族と過ごす時間が増え、臨機応変に時間を組み立てて仕事ができるようになったとおっしゃっていました。

 

そしてもう一つ、「時間」の使い方以外に、フリーランスの方が自由に選択できるものがあります。それは「はたらく場所」です。自宅だとメリハリがつかず、カフェやファミレスだと制約も多く、不足するインフラや設備もある。そこで、コワーキングスペースを選択される方が多いようです。事実、インターネットで調べると「フリーランス」と「コワーキングスペース」を関連付けて紹介しているサイトが多く見つかります。

自分の使いやすい場所で仕事ができるという立地面やアクセス面でもコワーキングスペースはフリーランスの方に向いている仕事場とも言えますが、その時の報酬によって収入が異なるため、長期的な目線でオフィスを持ち続けることが可能になるかどうかを考えた時に、費用面でもコワーキングスペースはメリットがあります。初期費用も一般的なオフィスを借りるより安価です。当社の場合も、拠点によって最安で5,000円から、高くても20,000円以内で契約が可能です。インタビューを行った利用者様全て、この費用面についてのメリット、魅力があるとお答えいただきました。

 

また、会社の方針や規制に縛られないため、「自分の方針で仕事内容やビジネスの方向性を決められる」という点です。先述のインタビューでも、「本当に自分のやりたいことが出来るようになった」というお話も伺うことが出来ました。依頼元のクライアントと打合せを重ね、完成した時に感じる達成感、仕事のやりがいを大きく感じるようになったそうです。

引用元)ランサーズによるフリーランス実態調査2017

 

ランサーズが行った調査でも、同様の結果がありました。

その反面、フリーランスの方やフリーランスになろうとしている方がぶつかる壁も存在します。それは、自分で何もかも手続きしなければならない点。それから、信用度の点です。

会社勤めであれば、年金や保険、税金関係は全て会社がやってくれますが、フリーランスともなると、全て自分で手配、情報収集をする必要があります。

また、収入がその時々によって左右するため、住宅やオフィスを借りる、クレジットカードを作るなど、審査の過程で契約を断られるケースも会社員に比べて多くあるといった問題もあるようです。

 

顧客を確保することや、信用を積み重ねること、収入を安定させること、ハードルは多くあるかもしれません。ただ、自分のやりたい仕事をして、仕事に評価をしてもらう。フリーランスの仕事は、実力世界ですので、厳しい時もあるかもしれません。「どう働くか」ということは「どう生きていくか」に直結すると考えます。その生き方を自分自身で選択し、切り開いて勝負するフリーランスの方を「BIZ Comfort」は応援しています。