時差ビズの取り組み

働き方改革

◆時差ビズとは

都心に通勤されている方、毎日の満員電車にウンザリしているということはありませんか?人身事故や車両点検などで遅延が発生しようものなら、混雑具合が凄まじいことになり、会社に到着する頃にはヘトヘトといった経験もおありかと思います。「時差ビズ」というのは、通勤ラッシュの緩和に向け、通勤時間をずらす取り組みのことで、働き方改革のひとつです。空いた時間にスッキリ通勤して、働く意欲や生産性の向上を図りましょう、または、早めの通勤などで出来た時間を自分や家族との時間に使いましょうというライフワークバランスの側面もあります。日本の平日の平均通勤時間は1時間17分というデータがあるそうです。毎日のことですから、この通勤時間を空いた電車で快適に、もしくは短縮することが出来れば、日々のストレス軽減にもつながりそうです。

先日、小池都知事は2018年度の参加企業を1000社にすると発表しました。2017年度は、7月11日~7月25日の2週間にわたり実施。そのうちの7月24日は「テレワーク・デイ」と連携して行われました。その参加企業は320社でした。2018年度は、夏だけではなく冬にも実施し、日数も増やす予定で、昨年度の参加企業の約3倍を目指すということになります。東京都は国や鉄道会社とも連携して、時差通勤を呼び掛けています。

 

◆具体的な時差ビズの取り入れ方

9時開始の会社が多いことから、通勤電車のピークは8時から9時台の電車に集中しています。この集中を分散させることで、通勤ラッシュを解消します。

公式サイトでは、時差ビズの取り入れ方として3つのイメージを紹介しています。

①1日の労働時間を変えずに始業時間と就業時間をずらす

朝早く出社してその分早く帰宅したり、その逆で、朝は遅く出社して、帰宅時間を遅らせたりする働き方です。早く帰れる時間やいつもより遅めの通勤までの時間を、家族や自分のために確保できるかもしれません。ただ、取引先やお客様対応のある職種では、難しい部分もあるでしょう。

②フレックスタイム制

1か月の総労働時間を決めておき、始業と就業時間を従業員の判断で決める働き方です。出勤を必ずしなければならないコアタイムが設けられていることが多いですが、このコアタイムをなくした「スーパーフレックスタイム」を導入して、完全に従業員に任せる働き方もあります。

③テレワーク

働く場所を会社に限定せず、自宅やサテライトオフィスやコワーキングスペースなどで仕事を行います。移動時間や距離の削減によって、通勤ラッシュの緩和につながります。

 

いずれの方法にせよ、それぞれの出勤時間が異なったり、出社が不要になったりするため、社内の情報共有や会議の時間の設定の調整などは、今まで以上にコミュニケーションを図って解決していく必要が出てきそうです。また、早く出勤しても、その分残業が発生するとなると、本末転倒になるのでは?といった懸念もあります。会社全体で、このような制度を浸透させ、根付かせていくことが今後の課題と感じます。

これにちなんだニュース紹介となりますが、セブン&アイホールディングスは今月から約1万人の社員を対象に、時差出勤を導入すると発表しました。就業時間を午前8時、9時(定時)、10時の3つから選択します。試験導入した結果、定時以外の始業時間を選んだ社員の時間外労働が2~3割減ったとのことです。同僚の勤務時間を共有し、仕事の融通を進めたこと、定時がそれぞれ違うので、周りに気を使ってなんとなく帰りにくい雰囲気が解消されたことなどが、いい効果が見られた要因だそうです。好事例が増えることは、喜ばしいニュースです。

 

◆時差ビズに効果はあるか?

働き方改革推進に伴い、多くの政策が生まれてきました。時差ビズやテレワーク・デイもその一つですし、昨年から始まったプレミアムフライデーなんていうのもありました。(個人的にはプレミアムフライデーは、私の周りでも、忙しい月末の金曜日に早く帰るのは無理!!という声も多く聞かれ、なかなか浸透しなかったように感じますが…)

2017年度に行われた時差ビズを実際に行った方々のアンケートでは、「時差ビズで得られた効果」について、1位は朝の時間帯を有効活用できた、2位は自分の働き方を改めて考えるきっかけになった だそうです。会社にやれと言われたからやるというのではなく、また、ただの一過性のイベントに終わらせないために、継続的に行って検証することが必要だと思いました。

時差ビズの実施にも大きく貢献しそうな、コワーキングスペース。当社の「BIZcomfort」でも、多様な働き方に応えるべく、新しいサービスやプランを考案中です。また、拠点数の増加にも積極的に取り組んでおります。テレワークを導入予定の法人様、こんなプランが欲しい、こんなシステムを必要としているなどのご相談がございましたら、お気軽にお問合せ下さいませ。