vol.04 ながさき 一生さん

好きだから
生まれ育った環境に恩返ししたい

ご契約プラン
COffice東十条
全日プラン
ながさき 一生
プロフィール

新潟県の漁村で生まれ、底曳網漁師の家庭で育つ。大学卒業後、築地の卸売会社やIT企業での勤務を経て、2017年8月に「さかなプロダクション」を設立。様々なイベントを通して、魚に関する知識を広めていらっしゃいます。2016年、「五種盛りより三種盛りを頼め」を出版。好きな魚は総合部門ノドグロ、最近はイワシがおすすめ。魚への愛が溢れています。

さかなの会:http://sakana-no-kai.com/greeting

近くの東十条が出来るのを待っていました!

―ながさきさんは東十条をご契約される前に他の拠点もいくつか見学されていましたよね?

駒込、大塚、神田を見ました。フルコネクトも迷いましたが、とりあえずはキャンペーンをやっていた近くの東十条を選びました。

―コワーキングスペースを探していたのはなぜですか?

先に千代田区にあるバーチャルオフィスを1つ契約していました。そこは住所利用と打合せスペース利用の為に借りていましたが、打合せスペースが満席だと、仕事場がなく、カフェを転々とすることもありまして。いつもここで出来るというような集中できる場所がありませんでした。打合せスペースは都心に欲しいので、それはそれで持ちつつ、作業スペースは自宅に近い場所で探していました。

―当社を選んだ理由は?

価格が圧倒的に安いです。あとは雰囲気ですね。個人的に重視するのはオフィスの開放感。見学した拠点はどこも良かったです。

―使い方を教えて下さい。

24時間使えるので、まず日中に使った後、夕方、1度家に戻って、子供のご飯作って、お風呂に入れて、寝たら21時頃にまた戻って仕事したりしています。妻から夕方から夜に家にいてもらえると助かると言われていますので。

―会社員時代と時間の使い方は違いますか?

まず何時に出勤しないといけないというのがなくていいですね。子供がいると朝方でも色々トラブルが発生しますが、そうしたら30分遅らせるとか、臨機応変にできていいですよね。

魚をどう伝えるかに関しての専門家だと思っています

―魚に関することをご自身のビジネスにした理由は?

例えば野球選手や音楽家は小さいときから英才教育を受けていますが、自分で考えてみたら、小さい時から圧倒的に魚と接している時間が長い。その経験でいい魚かどうか、なんとなくわかってしまう。「何でわかるの?」って聞かれますが、逆に「何でわかんないの?」みたいな(笑)。水揚げされたばかりの新鮮な魚だけを18年見て育っているからですかね。でもそれって実はすごいことなんじゃないかと思いました。また、魚に関して周囲からの要望や問い合わせも多く、CANとNEEDとWANTが重なるところが、自分の場合は「魚」だったということもありますね。

―大学も魚に関係しそうな「東京海洋大学」ご出身ですね。

元々、魚や海が好きな人が多いですが、よく分からないで来る人もいます。実は、僕もよく分からないで来ちゃった人(笑)。でも、あの大学はカリキュラムが魅力的です。例えば、船で日本一周、専攻科だと世界一周したり、南極に行ったり・・・。1年生の時は必修科目で、1週間毎日3キロ泳がされたり…。部活も「釣り研究会」「素潜りサークル」などそんなのばっかり(笑)。そういう環境にいるとみんな海や魚が好きになっていきます。

―現在されている「おさかなコーディネーター」としての具体的な活動は?

捌き方などの実技を含めたセミナーと、執筆活動、あとはコンサルティングです。基本的に魚に関する知見で皆様のお手伝いをしています。また、地方で埋もれている魚や特産品を広めるPR支援もしています。

―埋もれた魚ですか。

数字で言うと日本で普段食べられている魚は33種類程で9割を占めています。でも、日本で食べられている魚は全部で460種類程あるとする説があり、そうすると、約430種類が残りの1割で、あまり知られていない魚ということになります。

―もっと魚を食べてもらう活動もやりますか?

そういった活動は「魚食普及」と呼ばれていて、どちらかと言うと食育の話ですが、僕は違う流れです。僕はポリシーとして「食べましょう」とは絶対言わないです。僕自身、「食べよう!」と言われると食べたくなくなる(笑)。教育的というよりマーケティング的に自然に食べたくなるような環境作りをする、楽しい雰囲気を作るというアプローチでやっています。

―著書も出されていますが、これは会社勤めの傍らで書かれたのですか?

執筆中はイベントやセミナーなどはお休みして、夜と土日を利用して2か月間程で書きました。

―今、お話に出て来たイベントですが、主催している「さかなの会」ってどんな会ですか?

元々、実家から送られてくる魚を食べながら、宅飲みをする会でした。アンコウ鍋とか。それがどんどん参加人数が増えてきたので、お店を貸し切ったり、会場を借りたりしていたら、仕事っぽくなってきました。そしたら次は魚の捌き方を知りたいとか、売られていない変な魚が見たいとか(笑)…、そういった参加者の魚に関する要望に応える活動を続けてきた結果が今です。今はスタッフ5人でやっています。

頑張っている生産者が報われる世の中に

―ビズコンフォートにあればいいなと思うサービスはありますか?

利用者同士のコミュニティや交流がもっとあるといいなと思います。今は、コミュニティの部分はもう1つ借りているオフィスの方で役割を持たせています。

―そちらのオフィスではどういった交流会を?

ランチ会とお茶会があります。僕の持ち込み企画で、食べられていない魚だけを集めたお寿司を提供して、僕が解説するっていうのをやりました。かなり好評でした。
さらに、以前借りていたオフィスでは、格安のセミナーが開催されていました。例えばセキュリティ対策の話がワンコインで。会員同士が繋がって、ゆくゆくは協業につながることもあるでしょうから、話す方も聞く方もメリットがあると思います。

―今後の夢はありますか?

魚をとりまく世界、さらに拡大して食品の流通に携わる人達は皆様、ご苦労されているのですが、日の目を見ない。不利な情報がたくさん流されていて、頑張っているのに辛い状況が続いています。そういった「頑張っている人がきちんと報われる世の中」を僕は作りたいと思っています。まずは、自分が一番分かる魚の業界から、情報の伝わり方を最適化して、新しい時代に沿った形で改善していきたいですね。
あとは、65歳くらいに無償の奨学金を作りたいなと。自分が進学するときに親や親戚が一生懸命働いて出してくれましたから。