vol.07 稲熊 圭太さん

会社の枠も超えながら
「プロリーマン」として生きていく

ご契約プラン
ライトプラン
プロフィール

大手情報通信会社の人事部で、人材育成に10年携わり、また、「一般社団法人経営学習研究所(通称MALL)」の理事としての顔もお持ちです。大人の学びについてを広める活動をしながら、ご自身も今年4月からグロービス経営大学院へ通い、学びを実践中。忙しい毎日を支える原動力は、奥様のご協力、マラソン、お子さんとの登山だそうです。

一般社団法人経営学習研究所:http://mallweb.jp/

考えるための時間を事前に予約。タイムマネジメントが出来るように!

―稲熊様はライトプランでのご契約ですね。メインで使う拠点はどこですか?

COffice亀戸です。自宅がそちら方面なんです。

―使ってみてどうでしたか?

レポートを書くとか課題をやるといったアウトプットの作業は自宅でも十分できるのですが、本を読んだりするインプットの作業は、まず眠たくなるし、周りの物音が気になるし、一回中断しちゃうと、なかなか戻れないんですよね。でも、この前、亀戸を使った時に、本が3時間で2冊も読めちゃいました。周りが頑張っているから、さぼれなかったというのもありました。かっこつけてる自分がいましたね(笑)。形から入っても気持ちがちゃんと後からついてきました。

―亀戸単体の契約にしなかったのはなぜですか?

仕事の前後であちこち動くことが多いので、場所を固定するよりも、空き時間を効率的に使えたらいいなと思って、ライトプランにしました。どこでも使えるというメリットがライトプランにはあるので、お試しで使って、もし便利だったらそのまま、亀戸だけで十分と感じれば、亀戸の契約に切り替えようかなと思っています。

―どんな使い方をされていますか?

半分は会社の仕事や大学院に関する勉強、半分が、自身が理事を務める社団法人の企画・構想です。

―そちらの社団法人の理事というのは、会社員とは別の顔ということになるかと思いますが、お勤めの会社で、ある意味、掛け持ちというのは問題ないのですか?

大丈夫です。社団法人から給与をもらっているわけではないので、掛け持ちにはなりません。自己啓発の一環ですね。だからこそ、会社の業務中に大手を振って堂々と出来るというものではないので、勤務時間とは別に時間を確保する必要があります。

―その時間をコワーキングスペースで確保されているということですね?

そうです。自宅でやっている時は、社団法人の仕事をこの時間にやろうって事前に時間を取るということはなかったんです。時間が空いたからやろうかなっていう感じで。でも、今はコワーキングスペースに行く時間を頑張って作ろう、せっかく行くのだったら、ダラダラやらずに今日はこれをやろうって計画的に取り組めるようになりました。コワーキングスペースを使い始めて一番良かったことは、こんな風にタイムマネジメントが出来るようになったことですね。

あとは、発散的な思考が出来る場所が出来たことが大きいです。例えば、何か企画を考案しようとして、ぼんやり頭で考えるじゃないですか。でも、それを業務中にやっていると、「何ぼやっとしてるんだ」って怒られちゃう(笑)。かと言って、自宅だと物音とか話し声が気になる。コワーキングスペースというみんなが頑張っている空間の中で、いつもとは違う刺激をもらいながら、発散的な思考を動かせるというのがいいです。今までは、長く考えるための時間を予約するということがなかったので、それも良かったことの一つです。

―ご家庭もあるということなので、会社も社団法人の活動も大学院もとなると、時間の取り方が難しそうですね。

息子が今、小学校2年生なのですが、会社や大学院の勉強に関しては、早起きをして息子と一緒にやるようにしています。20時には寝てくれるので、そのあとの時間もたっぷりありますからね。妻の協力にも本当に感謝しています。

―週末はどのように過ごされていますか?

そこはバランスをとるようにしていて、土日は絶対、仕事も勉強もしないと決めています。趣味と家族!ちょうど今週は、瑞牆山(みずがきやま)という日本の百名山に一緒に登りました。私より子供の方が登山が好きなんです。

―どのくらい行くんですか?

シーズンにもよりますが、今の時期だと月に3回くらいですかね。週末のうちの4分の3は、登っているということになりますね(笑)。息抜きにもなりますが、何より、今は子供にとっても大事な時期ですから、一緒に過ごしたいというのが一番です。

 

日常生活で感じることも「学び」の一つ

―社団法人「経営学習研究所(MALL)」では、どのような活動を行っていらっしゃるのですか?

簡単に説明すると、これからの人材開発・人材育成を面白くするべく、多様な専門性や経験を持つメンバーが、様々なイベント・企画を実施し、「自ら学びたいと願う人が、学びを深める現場」を提供している団体です。

―理事になった経緯は?

人事って、企業間を超えた横のつながりがけっこう強いんです。業界は違っても、悩んでいることは一緒だったりするので、時々集まって、お互いに大丈夫な範囲で情報を共有したり、助け合ったりしています。そのつながりで、人材育成に取り組む実務家として理事になるというお話をいただきました。

―ちなみに、学生の時から勉強は頑張った方ですか?

全くです!むしろ、良くない大学生でしたね(笑)。勉強を始めたのは、社会人になって、「勉強って役に立つんだ」って気づいてからですね。大学生の時って、役に立つという実感があまりなくて、卒業が目的になっていました。人事の仕事では、困っていたり、悩んでいたりする社員の話を聞くことが多いのですが、なかなか元気にしてあげられない自分がいて…。それでキャリアコンサルトや産業カウンセラーの資格を取りました。そしたら、相手が前よりも進んで話をしてくれるようになる、少しは元気になってもらえるのを感じて、勉強って面白いなって感じられるようになりました。

―大学院に通おうと思った理由はなんでしょうか?

自分の強みをはっきりさせたかったというのが一番の理由です。人事に携わる人は数多い。その人たちと比べて自分の何が世の中に対して価値があるかって考えた時に、「これだ!」って自信を持って言えるものがないと思ったんです。このまま社会人生活終わるのも嫌だなって。

―なりたい自分像は、ありますか?

多くの人に良い影響を与える人になりたいですね。私の会社では、毎年、約300人の新入社員が入社します。10年この仕事をやっているので、既に3,000人に出会っているということになります。これってけっこうな影響力だと思うのですが、その人たちに何を伝えて、どういう影響を与えるかが、すごく大事なことだと思っています。3,000人の向こう側には、何人ものお客様がいらっしゃいますからね。もっと大きく言えば、その力で日本を元気にすることが出来るかもしれないと思っています。社団法人での活動にも似通ったものがあって、会社員でも主婦でも学生でも、いきいきと生活するために学びは大切なはずなのに、今の世の中だと大学院に通っているって言うと、「意識高い系ですね」って、正直そんなイメージじゃないですか。僕もそうでしたしね。つまり、学びへの敷居が高い。でも、そうではない世の中になって、自然に「今日はどんな学びがあった?」って、大人同士で話せるようになれば、もっともっと日本は、良くなると思います。

―稲熊さんの言うこと分かる気がします。大学生の時よりも、社会を知った今の方が、もっと学ぶことで得られるものが大きい気がします。もっと敷居が低くなるといいですよね。

そうそう。大学院入学の為には、入学金・授業料がかかるし、一大投資みたいになってしまって、全然気軽ではないですよね。でも日常生活、例えば、育児からでもスポーツからでも学べることってたくさんあると思います。そこで感じることは仕事に生かせますし、それこそが本当の学びだと思うんです。そういう話を熱く話せるような日本になるといいですよね。

 

10,000人に1人の人間になるための何かを探しています

―将来的に起業を考えていらっしゃいますか?

考えた時期もありましたが、今は考えていないです。今の会社が好きなので、「プロリーマン」として会社がもっと良くなるように、微力ながら自分にできることをやり遂げると決めています。一方で、会社だけにしばられずに、会社の文脈でできないことは社団法人の方で、と自分のやりたいこととも両立させていくつもりです。

―「プロリーマン」っていい言葉ですね!

サラリーマンのプロフェッショナルとして、頂くサラリー以上の価値をしっかり発揮して生きていきます!

―これからは、正社員の立場に甘んじるだけではいけないという時代と言うことでもありますね。何か自分の強みを見つけないと…。

100人に1人の何かと100人に1人の何かをかけると、10、000人に1人の人になれるという話を聞いたことがあります。例えば、人事に携わる人は100人に1人。これだけじゃダメで、大学院に通って経営が分かる100人に1人になる。それぞれを掛け合わせると、10,000人に1人のレアな人間になれる。私は、今まさに10,000人に1人になるための「タグ」を学びながら探している段階です。

―将来の夢をお聞かせ下さい。

「越境学習」という考え方をもっとみんなに広げていきたいですね。何故なら、普段の仕事と離れて、いつもと違う環境や普通なら出会わない人と出会うことで、刺激がたくさん生まれるんですよね。畑違いの人との対話で自分のバイアス(思い込み)に気付いたり、コワーキングスペースを契約することで、自分も頑張らなきゃって思えたり。そういう刺激が後々、自分の仕事に還元されていくという学びのサイクルをもっともっと広げていきたいです。

―プライベートの方の夢はありますか?

2つあります。1つは息子と百名山を制覇すること。もう1つは、ホノルルマラソンで、20歳になった息子と走ることです。ホノルルマラソンは私のフルマラソンデビューの地なんですが、息子も同じようにそこをデビューにして。私がリードしながら走って応援して、ゴールを迎えた時に「ありがとう、親父!マラソン楽しかったよ。辛かったけどさ!」なんて言われたら、もう感無量ですね!そこで息子とビールで乾杯なんて最高です。それまでは、体力を落とさないようにトレーニングを頑張らなきゃいけないですね(笑)。

―いい夢ですね!息子さん、この暑い中でも登山をやり遂げられる子だから叶いそうな気がします。

あとは反抗期をどう乗り越えるかです!